
防府市について
●防府市の概況(2026年5月31日現在)
◦ 人 口: 112,167 人
(内、外国人 2,024人)
◦ 世帯数: 57,957 世帯
◦ 面 積: 189.370 平方km
◦ 特徴等:
防府市は、山口県瀬戸内海側の中央部に位置し、県内最大の防府平野と一級河川佐波川の河口部に形成された地方中心都市です。奈良時代から平安時代にかけては周防国の国府が置かれ、現在の市名もその歴史に由来しています。
市域は南側を瀬戸内海に面し、北東部から南へ流れる佐波川によって形成された平野部を中心に発展しており、県内では数少ない河口平野上に成立した都市であり、古くから交通や産業の拠点としての役割を担ってきました。
江戸時代には長州藩第7代藩主である毛利重就によって入浜式塩田が整備され、三田尻港とともに製塩業で繁栄しました。「東の赤穂、西の三田尻」と称されるほどの塩の産地として知られましたが、昭和期に製塩業が衰退すると、塩田跡地の干拓・工業用地化が進められた結果、臨海部にはマツダやブリヂストンをはじめとする大規模工場が立地し、大型商業施設の進出も進んだことから、商業都市としての性格よりも産業・工業都市としての性格が強まっています。
市内には、防府天満宮や毛利氏庭園をはじめとする歴史・文化資源が数多く存在しますが、新幹線駅が設置されていないことなどもあり、県内他都市と比較して全国的な知名度は必ずしも高くない状況にあります。
2026年4月現在、市内には17の小学校、12の中学校、5つの高等学校が設置され、高等教育機関として短期大学1校と山口県立農業大学校が立地しています。
人口は1995年に約11万8千人でピークを迎え、その後は横ばいから緩やかな減少傾向に転じています。2026年時点の人口は約11万2千人であり、今後も減少が見込まれているものの、自動車関連産業の集積などを背景として、県内では比較的人口減少が緩やかな都市の一つとなっています。
一方で、防府平野の大部分は江戸時代以降の干拓によって形成された低平地であるため、佐波川水系の洪水や高潮による浸水リスクを抱えており、2009年には平成21年7月中国・九州北部豪雨により佐波川流域で大きな被害が発生しました。さらに、将来的には南海トラフ巨大地震や周防灘周辺の活断層による地震・津波災害への備えも重要な課題となっています。
防府市は、市街地、中山間地域、沿岸部、離島など多様な地域特性を有する16の小学校区から構成されており、各地域には、自治会の連合組織である地域自治会連合会が設立され、地域課題の解決や住民自治活動の中心的役割を担っています。